「ニッポンの舞台美術」パネラープロフィール

相内唯史【Aiuchi Tadashi】
北海道札幌市生まれ。大学進学で関西へ。
2000年 in→dependent theatre 劇場プロデューサー就任。
関西の劇場危機が叫ばれた2004年にはグループ二つ目の劇場2ndをオープン。
関西圏の若手からベテランまで、多くの創り手を支える中心的な場として、運営を続けている。

全国展開が始まった一人芝居フェス「INDEPENDENT」や和室共通舞台美術による9劇団39日間のロングランプロデュース「極-KIWAMI-」、舞台衣装デザイナーによるファッションショー「Body&Clothes」、2劇場で上演される2つの物語が連動し、劇場のある街自体が劇場と化す、前代未聞の作品「#10」等、挑戦的でコンセプチュアルな劇場プロデュースを企画。
さらに他地域からの刺激的な劇団の招聘など、関西演劇界の底上げをはかる細やかなプロデュースワークも実施。クリエイターとしても映像や宣伝美術などで様々な劇団・作品に参加。



杉山至【Sugiyama Itaru】
1966年生まれ。国際基督教大学(ICU)教養学部卒。同大学在学中より劇団青年団に参加。
現在劇団青年団にて舞台美術を担当。舞台美術家協会員。日本舞台美術家ギルド所属。二級建築士、桜美林大学、女子美術大学非常勤講師。

2001年度文化庁芸術家在外研修員として1年間イタリア・ナポリの舞台美術工房にて研修を受ける。
[ イタリア日記 ]
近年舞台美術ワークショップも多数行っている。
2006年カイロ国際実験演劇祭にて地点公演「るつぼ」で舞台美術賞受賞。



鈴木健介【Suzuki Kensuke】 [ blog ]
1977年生まれ。東京造形大学デザイン学科卒。
舞台美術家。劇団青年団所属。こまばアゴラ劇場勤務。桜美林大学非常勤講師。

2000年劇団青年団に入団。
2008年度文化庁芸術家在外研修員として1年間オランダ・アムステルダムのde Theater schoolにおいて舞台美術教育の研修を受ける。
現在は主に青年団リンクや国際交流企画などに関わる。




夏井孝裕【Natsui Takahiro】  [ blog ]
演出家・劇作家。reset-N主宰。massigla lab.代表。
1972年、長崎五島に生まれる。
大学時代に上智小劇場で演劇活動を開始。劇団橄欖舎で処女作『鉛ノ月』を上演。
後に退団し、劇団reset.を旗揚げ、4本の作品を発表後、解散する。
白石加代子作品、ク・ナウカなどで演出助手をつとめたのち、1995年reset-Nを起動。

1999年、"knob"で第四回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。
2001年、"黎明"がロンドンで上演される。(英訳Susan Meehan、演出田野邦彦)
2006年9月より、文化庁新進芸術家海外留学制度により渡仏。1年間の研修を終える



野村政之【Nomura masashi】 [ blog ]
1978年長野県生まれ。こまばアゴラ劇場青年団制作。
劇場支援会員制度、青年団公演制作などに携わる傍ら、並行して若手演出家の公演に参加。

「カロリーの消費」(2007年)以降の松井周・演出作品、
「わが星」(2009年/作・演出:柴幸男)などでドラマトゥルクを担当。
制作を担当する公演も含め「作品がおかれる様々な環境との関係を視野に入れながら、構成員同士の役割を越えた共同作業を促進し、公演の意義や同時代性を掘り下げる」ような仕事をしている。
他の仕事に、6人の演出家による連続上演「キレなかった14才♥りたーんず」(2009年)制作統括など。



畑野一恵【Hatano Kazue】
東京生まれ。早稲田大学卒業。その後劇団民藝入団、1991年退団。
1974年から2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員2年制第1号として、英国国立劇場(Royal National Theatre)を始め、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ等でも研修。
舞台美術を通しての国際交流、人材育成を推進。

日大芸術学部非常勤講師、日本舞台美術家ギルド事務局長、パシフィック クリエーターズ(PaCPA)議長2005年、英国アシャ財団より「世界で最も触発される100人の女性」の1人に選出された。



水谷雄司【Mizutani Yuji】 [ 王様美術 ] [ blog ]
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
若尾総合舞台美術部で管理職をいやいや10年間勤める。
1998年、伊藤熹朔賞奨励賞受賞。
1999〜2000年、文化庁在外芸術家特別研修でオーストリア国立劇場連盟背景画工房に遊学。
2004年、退職し独立。現在に至る。
2010年、流山児★事務所「ユーリンタウン」で伊藤熹朔賞受賞。